マインドセット

経験や教育、 生まれ持った性質などから 形成される思考様式。 信念や心構え、 価値観や判断基準。

プロローグ

成長って何だっけ? なぜ、成長できないんだろう?

第1章のはじめ、本書の主人公の山田さんが、頭の中でつぶやくセリフです。忙 しい日常では、あらためて『成長』について考える機会は少ないかもしれません。 しかし、『成長』の理解を深めることで人生が劇的に変わるとしたら、あなたはど うしますか? 人は誰でも、自分の人生をより豊かで幸せなものにしたいと願っています。そ して、それらを手に入れるために、『成長』はとても重要な要素だと思います。こ うお話ししても、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、『成長』を考えることは、自分の人生と向き合うということだと思っています。しか も、本当の意味での『成長』とは、単にテクニカルな方法論を習得するだけでは なく、その本質や原理原則を理解しなければ得られないと思うのです。 もっと早く、このことを知っていたらよかった。 私が 20年以上行ってきた『成長』に関するワークショップで多くの人から聞い た感想です。こうした声を聞くたびに、ワークショップで得た気づきや学びによ って悩みが減り、人生の正しい自分軸の重要性を認識できれば、その後の人生を より素晴らしいものできると強く感じてきました。そして、そんなワークショッ プの体験を本にすることで、より多くの人に成長の機会を提供できるのではない かと考えるようになったのです。本書は、そんな私の想いを、多くの方々の協力 によって実現したものです。

では、本書はどんな人に役立ててもらえるのか。次ページのチェックシートで、 当てはまるものがないかチェックをしてみてください

いかがだったでしょうか?もし、1つでも当てはまったなら、本書を読んで いただく価値は十分あるでしょう。そのわけは、読み進めるうちにご理解いただ けると思います。 あまり前置きが長いと読者の皆さんに不要な先入観を与えてしまうことになる ので、手短に本書の特徴をご説明します。本書は、『成長』について段階的に理解 し、最終的には全ての要素が構造的に結びつき、自身の軸として深めていただけ るように、少し変わった構成になっています。山田さんという一人の会社員を主 人公にストーリーが展開されますが、その合間に読者の皆さんに向けた問いかけ をたくさん用意しており、皆さんが自分で記入できる欄も設けています。 途中のワークを飛ばして読み進めることもできますが、それだと気づきや学び が浅くなってしまいます。自分なりに考え、深く内省することが、深く本質を理 解する大事なポイントとなりますので、皆さんも山田さんと一緒に立ち止まり、じ っくりと考えてみることをお勧めします。

最初はモヤモヤした気持ちになることも多いと思います、成長するには自分の 今までの常識や価値観を進化させる必要があり、その過程で今までの自分との葛藤がそのモヤモヤとなって現れるのです。そこを少し我慢して読み進めていただ ければだんだんと霧が晴れ、「そういうことだったのか!」とスッキリした気分が 味わえるはずです

さぁ、準備は整いました。 物語の主人公と一緒に、未来への成長の扉を開いていきましょう! 本書との出会いが『成長』を考えるきっかけとなり、皆さんの人生がより良い ものに変わることを願っています。